35.K4用自作サイドキャリア:2008年2月製作 |
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そろそろサイドにも荷物を入れるエリアを! と言う事を考え始めた訳ですが、私はやはりパニア派。 雨とか降り出しても心配ないですし、鍵も付いてるので荷物の盗難にも安心。 現在パニアはクラウザーを使ってるので、次もクラウザーですね。 ただ、今度購入するのはK4(40リットル)の予定です。 サイドで使用するのでK5よりパニア本体の剛性が強い点で決めました。 どうやら08年2月現在、M109R用のキャリアは出ているみたいですが オイラは自作のK5キャリアと併用したいので今度も自作です。 お金も余り掛からないからね(笑) |
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さて、着目したのはパニア取付け金具K-WINGの取付けピッチ。 なーんかサイドマウントのピッチに近いような・・・。 実はサイドマウントのピッチは180ピッチ。 クラウザーの上側の取付けピッチは176! 片側2mm広げればいけるじゃん!って事で加工・自作します♪ まずはK-WINGを2個追加購入。 今回はシャボン玉で購入。モトコ製品も扱えると聞いたので。 直接買うより送料掛からない分お安く♪ 1本4,935円でした。 |
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まあ、特別な工具は要りません。要るのは根性と根気(^_^) オイラは電動工具も持ってますが、あの手は強力なので削り過ぎる事もしばしば。 今回は1発勝負なので数百円の半丸ヤスリで様子を見ながらひたすら削ります。 まずは削る方向を決める為にマスキングテープを貼り、 センター出し&線引きをします。 あ、今回の作業を施すとネジが端に寄るので六角ボルトは締めれません。 よってM8長さ100mmのキャップスクリューとなります。 材質はお馴染みステンレスです。重いけど錆びないから。 |
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1ヶ所30分掛かりました(汗) 4ヶ所で2時間、ひたすら猿のように削りまくり。 削った後はエポキシパテ金属用(練り混ぜる粘土タイプ)で補修。 固まるとほぼ金属の様な硬さになります。 |
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さて本体側ですが、特に加工は有りませんが 唯一ヘルメットホルダーが邪魔(どうせ隠れて使えなくなるし)なので さくさくっと外します。 写真の様に外すには、かなり後部を分解しないといけないので 面倒な場合はホルダー本体だけ外せば良いかと。 ただ、固定ネジは特殊なので工具の無い場合はバイク屋にGO! 私は工具は持ってないんでドリルでネジ頭をすっ飛ばしました(笑) |
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取付けるとこんな感じ。 M8キャップスクリューで全て共締めです。 ネジのセンターがずれてるのが分かりますね。 この状態でサドルバックサポート代わりにも使用出来ますw |
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あとはK-WING下側の固定ネジ穴を利用して補助ステーを固定。 ステーはアルミパイプ等を曲げ加工した物を使えば良いかな? パイプ径は15mm。 丸より角パイプが良いかも。面同士で接してる方が安定するし。 109本体にはパッセンジャー用のペグ取付け金具を利用して 補助ステーを固定すれば完成! ・・・のはずでしたがー。 うまくいかなかった(汗) |
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もうね、角パイプは曲げてくと折れるし 丸パイプは潰れるの(泣) だんだん曲げていって「お、いけるか?」と思った頃に 「クニャ」と曲げる手ごたえが無くなって折れる・潰れるの繰り返し。 想定外だわー、こりゃ。 現状でも多分大丈夫そうだけど、やはり補助ステーが無いと不安。 まあ、暫くパニア本体は購入しないので少し対策を考えましょう。 |
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【 2008年3月再チャレンジ 】 | ||||
前回の事からアルミ材は私ではうまく曲げれないと判断。 ちょっと発想を変えます。 109のサイドマウントは金属の塊で充分な強度が有ります。 で、こいつをサンドイッチする方式に変更します。 但し、裏側は色々複雑な形状なので しっかり採寸&型紙作成で間違いの無い様 万全の体制を取ります。 後ろ側のボルトは右写真のように フェンダー内部の金具を避けないといけません。 |
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横に吊るしたパニア+パニアに積む荷物の荷重に耐えれるよう、 今回は自作の中では最大厚の5mmのステンレス材を使用。 多分アルミ材とかでも大丈夫だと思います・・・が、心配なので 重くても硬くて丈夫なステンレス♪ 自分で設計し、知り合いの会社でレーザー加工&ヘアーライン仕上。 毎度毎度、Mさんお世話になります〜。 そうそう、今回の方式変換により 取付けボルトは110mmの長さが必要になります。 で、キャップの110mmなんて特注しかないので(値段が凄いの!!) しょうがなく普通の六角ボルトに変更。 上側がステンレスのM8X110,下側がユニクロメッキの全ネジM8X110です。 両方ステンレスが良いのですが、下側のネジは全ネジでなくてはならず 全ネジはユニクロメッキしか無かったのでステンレスを断念。 下側が全ネジの要る理由は下述。 |
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上側のボルトは車体を貫通して、最後ナット止めだけですが、 (サイドマウント裏側には、前側3mm,後ろ側13mmのスペーサーを入れナット止め) 下側のボルトはナイロンナット(緩み止め付きナット)で一旦K-WINGを固定。 これが全ネジの要る理由です。 で、あとはステーを受ける側もナイロンナットを使用して固定。 その後、上記のナット間の距離を測ります。 ネジ部が見えてるのは嫌なので、カバーを作成します。 カバーはスペーサー兼、補強も兼ねます。 |
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最初のチャレンジで曲げに失敗し、潰していたアルミパイプを再利用。 金ノコで切断後、上記の測定寸法に合わせてヤスリで長さを揃えます。 んで、ボルトに挿入。 |
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はい、完成♪ や、バッチリですよ!!!見栄えも自分的にはOK。 強度も申し分有りません。 109が横倒しになっても支えてくれるだけの強度は有るかな。 ようやく完成したので、後はパニア購入だけですね〜。 |
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一応、サイドパニアはクラウザーのK4を予定。 実は、今回のサイドキャリアはトップキャリア無しの状態でも 単独で使用可能なんです。 K4を選んだ理由はK5よりケース強度が有りそうな事以外に ケース上部に取っ手が有るから。 はい、感の良い人は気付きましたね♪ タンデムにてサイドパニア使用時に、 この取っ手がアシストグリップに使えないかなーと。 早く買って使ってみたいですね! |
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【 2009年8月追加記入 】 | ||||
その後、荷物満載ツーリングや最高速アタック(メーター読みMAX)や ステーのみの時に109立ちゴケ(汗)とか色々ありましたが全然問題なし。 十分に実用に耐えてくれました。 皆さんの自作の参考になれば幸いです。 |